子供の乗り物デビューというと
三輪車が当たり前でしたが、
現在は自転車というパターンも増えてきました。
自転車といっても本格的なものではなく、
両後輪に補助輪がついていて
更に保護者がコントロールできるように
後部に手すりが付いているタイプのものが選ばれています。
また、キックバイクと呼ばれる
ペダルのない自転車に似た乗り物も人気があります。
今の子は知らない!!三輪車での焼き芋屋さんのマネって何!?
最近の三輪車の至れり尽くせりの装備には驚くばかりです。
1歳頃から乗れるように
お腹の周りに落下を防ぐガードや
シートベルトが付いています。
また、保護者が三輪車全体の進行方向を
コントロールできるバーもついています。
さらに、ちょっとした荷物を入れることができるカゴや
日よけが付いているものまであります。
このような三輪車が普通になっている現代からは
想像できない遊び方が一昔前にはあったものです。
三輪車を逆さまにします。
前輪のホイールの部分に小石を入れて
ペダルを手でくるくる回すと、
カラカラと音を立てて前輪も回ります。
そして「いしや~きいも~」と歌いながら
石などをお芋に見立てて
焼き芋屋さんのマネをするという
ごくシンプルな遊びでした。
したことのあるお父さんお母さんは
多いのではないでしょうか。
なぜ焼き芋屋さんなのかはっきりとしないのですが、
そのころ、石焼き芋をリヤカーで売りに来ていたことが
関係しているのかもしれません。
しかし、現在石焼き芋は
軽トラックで売られるようになりました。
また、至れり尽くせりの三輪車は
逆さまに置くことができないので、
今の子供たちはこの遊びはできそうにありません。
子供のころ焼き芋屋さんごっこを楽しんだ世代には
少し寂しい話かもしれませんね。
作りがシンプルだったころの三輪車は、
まぎれもなく子供の遊び道具であり、
自分たちのアイディアや発想で
色々な使い方をして楽しんだものでした。
三輪車の後ろには足が乗せられる台が付いていました。
ハンドルをしっかり握ったら、
その台に片足を乗せ、
もう片方の足で地面を蹴って三輪車を走らせました。
かなりスピードが出て、
子供ながらにスリルがあって楽しいものでした。
現在では、三輪車は子供の遊び道具というよりも
ベビーカーと並ぶ移動手段の一つになりつつあるようです。
さらにその流れからか、
最近では以前よりも早めに
自転車デビューすることが多くなっているようです。
2歳程度の子供でもしっかりと足がつく、
三輪車と大きさがさほど変わらない自転車も
販売されています。
いずれは自転車に乗るのだからという理由や
家の保管スペース、親の考え方などにより
三輪車は使わず
はじめから自転車を選ぶことも多いようです。
小さい子供でも乗れる自転車には、
三輪車と同じように
後ろに保護者がサポートするための
手すりが取り付けられているので、
スピードの出し過ぎなども防ぐことができ、
安心して使うことができます。
補助輪も簡単に付け外しができるので、
不要になれば通常の自転車として使うことができます。
補助輪を外す時期は、
子供の性格や運動神経などによって様々です。
自転車は補助輪を外しても
すぐにはうまく乗れないことが多いです。
転んで怖くなったり、
やる気を無くしてしまったりする子供もいます。
ある程度は自然に任せ、
子供が補助輪を外したいと言い出した時が
外し時なのかもしれません。
また、小学校に上がると
お友達同士で遊ぶ機会が増えます。
すると、補助輪を付けている友達が少ないことに気が付き、
自分も外したいと思うようになることも多いようです。
子供が自発的に補助輪を外したいと思うまで、
焦らずにじっと待つようにしましょう。
三輪車に大人用があった!!乗ったことある人はどのくらいいる!?
三輪車は子供用だけでなく大人用もあります。
子供用のように
タイヤが小さくペダルが前に出ているわけではなく、
折り畳み自転車や小さめの自転車と
同じ位の大きさのタイヤが
前に1つ、後ろに2つ設置されています。
後ろのタイヤが二つあることで
安定感のある作りになっています。
乗ったことのある人は意外と多く、
最近では人気も高まっています。
特に年配の方や
子供を乗せるママに人気があります。
人気の理由はその抜群の安定性にあります。
後輪が二つあり重心の低い作りになっているので、
重い荷物を載せても倒れる可能性が低く、
スタンドを使わなくても自立します。
段差にも強く
ゆっくり自転車をこいでもふらつくことなく安定しています。
また、前後両方にカゴがついているタイプが多く、
たくさん荷物を運べるのも魅力の一つです。
子供を乗せる場合も同様に安定していることが
ママたちの人気につながっています。
反面、旋回するときなど、
小回りがきかないという注意点もあります。
乗り心地や操作方法が二輪の自転車とは異なるので、
いきなり乗るのではなく、
安全な場所である程度練習して
コツをつかんでから乗るほうが良いでしょう。
まとめ
三輪車や子供用の自転車だけでなく
大人用の自転車にも様々な種類があります。
子供用の自転車は大きさやデザインが豊富です。
大人用の自転車も、
ママチャリから本格的なロードバイクやマウンテンバイクまであり、
選ぶ際には目移りしてしまいます。
また価格や機能の幅もとても広いので、
年齢や用途、予算に合わせて
適切な自転車や三輪車を選ぶようにしましょう。