「若いから」では許されない!お中元の時期とマナーとは!?

季節の行事





 

高校時代にスポーツ一筋で部活に打ち込み、
大学へ進学してから
あらためて高校時代の監督や恩師に感謝の気持ちを感じ、
それを形に表そうと思う学生の方もいるのではないでしょうか。

特に男性の方だと
どのように気持ちを表したらよいか
迷う人もいるのではないでしょうか。

感謝の気持ちを伝えたいのなら、
お中元を贈るのはどうでしょう

お中元は初夏から夏の中旬にかけて
目上の方やお世話になった方に
感謝の気持ちを込めて贈り物をする習慣
です。

高校時代の教え子からお中元が届いたら
恩師の方は大喜びして下さるでしょう。

ただし、お中元には守るべきマナーや注意点があります。
まずはそれをしっかりと見直し、
失礼のないようにお中元を贈ってみましょう。

【注意】お中元の渡す時期には地域差あり!


あまり知られていないかもしれませんが
お中元を贈るのに適した時期は地域によって異なります

特に遠くに住んでいる方に
お中元を贈りたい場合には
自分の住んでいる地域と違うかもしれないので
注意が必要です。

それでは地域ごとのお中元の時期と注意点を見てみましょう。

・北海道

北海道の方にお中元を贈る場合には
7月中旬から8月15日までの間に届くように手配
しましょう。

気を付けなくてはならないのは、
北海道は涼しい地域なので
8月には涼しさを感じる地域もあります。

そのため、ゼリーやアイスなど
夏におすすめと思われるギフトは
早めに贈る
ようにしましょう。

・東北、関東

東北や関東の方にお中元を贈る場合には
7月初旬から7月15日までの間に届くように手配
しましょう。

東北、関東のお中元の時期は全国で一番早くなっています。
デパートなどでお中元商戦が始まって
各ギフトが出そろったら
すぐに決めると良いでしょう。

とはいえ6月中に贈るのは早すぎるので、
7月に入ってから届くようにすると失礼がありません

大学生だと大学の前期の試験などがあり
忙しいかもしれませんが
ネットでも検索や購入ができますから工夫してみましょう。

・北陸

北陸では地域によってお中元の時期が違い、
7月前半と7月の終わりから
8月15日までに贈る地域に分かれています

相手がお中元について聞ける間柄であれば
聞いてみるのも良いですが、
遠慮されたり固辞されてしまう可能性もあります。
相手に確認できない場合には
無難に7月15日前後であれば失礼にならないでしょう

・東海、関西、四国、中国

東海、関西、四国、中国の方に
お中元を贈る場合には
7月中旬から8月15日までに届くように手配
にしましょう。

1か月程度期間がありますが
期間内であれば早めに贈ってしまっても問題ありません。

・九州

九州の方にお中元を贈る場合には
8月1日から8月15日までに届くように手配
しましょう。

九州のお中元の時期が全国的に見て一番遅いので、
ギフトが売れ残りになってしまわないように
早めに選んで手配しておき、
お届けの日時を指定しておくと良いでしょう。

・沖縄

沖縄は他の地域と違い
旧暦に合わせてお盆や行事を行うため
お中元も旧暦に合わせて送る
ほうが良いでしょう。

年によってずれが生じますので
旧暦をしっかり確認してから贈るようにしましょう。

このように、地域によってかなり差があるので
良く注意する必要があります。

また、どうしても各地域のお中元の時期に
贈れない場合には
暑中見舞いや残暑見舞いとして
ギフトを贈ることもできます。

どの時期に贈るにしても
お中元の額は5000円程度が平均的なので
同程度で相手の好みや家族構成などに合わせて選ぶ
より喜んでもらえるはずです。

例えば相手が一人暮らしであれば
食べきれるものや日持ちのするものを選んだり、
お子さんがいれば
アイスクリームなど子供が好きそうなものを選ぶと
喜ばれるでしょう。
その他そうめんや缶入りの清涼飲料水、
ビールなども人気があります。

売り切れ必至!お中元の時期にはのしを確保せよ!!


お中元は
感謝の気持ちを伝える
という大切であらたまった贈り物です。
そのため、のしをかけて渡すのが一般的です。

デパートでお中元を購入すれば
いくつか種類のある中でその場で選べることもありますし、
オンラインストアでも
お中元用、お中元対応となっている商品であれば
購入手続きの際に選ぶことができる場合があります。

また、お中元はお祝いではなく
感謝の気持ち」なので
お送り主や送り先が喪中であっても贈ることはできます

ただし、できるだけ紅白ののしは避け、
49日が過ぎていなければ
できるだけ49日が過ぎてから贈る
などの気配りは必要です。

ただ、のしを付けようにも
のしが売り切れてしまう場合があります。

「お中元」と印字されたものは使い勝手が良いので
すぐになくなってしまったり、
オンラインショップでも
つけられなくなってしまう可能性があります。

そのためギフトを購入するときに
必ずのしもつけてもらうようにしたり、
九州などお中元の時期の遅い地域の方に贈る場合には
早めに手配したりのしだけ別に購入しておくふりがな
などして
必ず確保するようにしましょう。

せっかく心を込めてお中元を贈るのですから
大切なのしで失敗してしまわないようにきちんと準備したいものです。

まとめ


お中元にはいろいろルールやマナーがあり
少し難しく感じるかもしれません。

でも、高校時代の教え子から
心を込めて選んだギフトが届いたら
恩師の方は必ず大喜びして下さる
はずです。

その顔を思い浮かべ、
自分の感謝の気持ちを伝えられる
素敵なギフトを選んで贈ってみて下さい。