天気予報を信じすぎるのはだめじゃない!?当たる確率は何%?

備え





 

6月、爽やかな5月の風は遥か彼方に消え失せて、
段々と蒸し暑さを感じるようになってくるこの季節。
いよいよ梅雨が始まります。

毎日天気予報を眺めていると
徐々に曇りや雨の予報が増えてきて、
アナウンサーの口からも
梅雨」の言葉が多く聞かれるようになります。

傘を持っていく?行かない?
天気予報では降水確率も発表されるけど、本当に雨は降るの?
そもそも天気予報の当たる確率はどれくらいなのか…謎は深まるばかりです。

梅雨入りと梅雨明け宣言、いらないと思う人は意外と多い!?


毎年気象庁が地方ごとに梅雨入り、
梅雨明けを宣言しています。
しかし、梅雨明けしなかった年もあれば
いつ梅雨明けしたか分からない年もあるのです。

それでもわざわざ毎回宣言する理由はあるのでしょうか?
実はあまり知られていないポイントがあります。

天気予報によりいろいろな事に影響があるものです。
特に働く女性にとっては、
例えば洗濯物を外に干すか室内に干すかだけではなく
今日のヘアスタイルから服装、靴選びまで
天気予報によって変わってきます。
傘を持って行くかどうかだけで
バッグの大きさまで変わってくるものなのです。
天気予報を信じて準備したにもかかわらず
大外れだった日にはがっかりどころか怒りさえ湧いてきて、
次の日にはテレビに向かって文句を言いたいくらいです。

でも、天気予報の当たり外れだけが問題なのでしょうか?
実は天気予報には幅があるのです。

例えば気温は25度の予報であっても
実際には上下2度の誤差までが含まれています

つまり23度になるかもしれないし
27度になるかもしれないのです。

天気の予測にもA〜Cまで信頼度のランク分けがされています。
ただ、そこまではニュースの天気予報などでは発表されていません。

最近では10日予報や14日予報なども発表されていますが、
先のことになればなるほど信頼度は下がります

天気予報の降水確率というのも
実はあまりよく知られていない
のではないでしょうか。

例えば明日の降水確率が100%だったら、
明日絶対雨が降ります、という意味とは多少異なります。
実際は明日と同じ気象条件が100回あれば100回とも雨が降ります、
という意味
になります。
降水確率が50%だったら
同じ気象条件が100回あったらそのうち50回雨が降ります

という意味なのです。
意外とあいまいだと思いませんか。

そう考えるとあまり天気予報に頼りすぎるのも考えもので、
天気予報は参考程度にとどめ、
実際には自分で工夫して対処するほうが良い
かもしれません。
例えば大き目の傘は会社のロッカーに置いておく、
いつもストッキングの替えはバッグに入れておく、
雨の心配のある日はタオルハンカチを持っていく、
ヘアスタイルはひとまとめにしてすっきりと…
色々できることはあります。
結果的にそのほうが自分が後で困らないはずです。
毎日天気予報に振り回されるのではなく自分で工夫してみるのも良いでしょう。

また、梅雨明け・梅雨入りには
はっきりとした基準があるわけではなく、
どちらもはっきりとした日時が発表されるわけではありません。
表現も「梅雨明けしたと見られる」、
「~日頃」、「上旬中旬下旬」など幅を持たせた表現になっています。

それでもなぜ発表するのかと言うと、
大きな理由の1つは大雨に対する注意喚起
です。
特に大雨に対する警戒を呼び掛ける目的もあって
宣言されるのです。

また、日本の四季は本当に素晴らしいもので、
日本人は特に季節の移ろいを喜び楽しむ文化があります。
梅雨や桜の開花宣言などは
実用的な意味合いよりも
そういった季節の風物詩のような役割
の方が
大きくなっているのかもしれません。

梅雨入り・梅雨明けの宣言を
必要ないと感じる事もあるかもしれませんが、
このように梅雨であっても
季節の変化を楽しむ心の余裕はなくさないでいたいものです。

梅雨がうっとおしい…この長い雨はいつまで続く?


この蒸し暑くてジメジメとした梅雨、
いったいいつまで続くのでしょうか。

関東地方なら例年6月中旬に梅雨入りして
7月中旬から下旬に梅雨明けすることが多くなっています。
つまり平均的に考えると
1ヶ月~1か月半程度は続く
事になります。

その間に気圧配置などにより
大雨や大荒れの天気に見舞われることがあります。
年によっては梅雨入りが遅かったり
梅雨明けが早く梅雨そのものは短くなることはありますが、
その間に大雨が降ったりして総雨量はむしろ多くなることもあります。

例年、梅雨明けの前に
5日間程度晴れの日が続く移行の時期があります。
実感として晴れの日が数日続いたら
梅雨明けが近づいているのかもしれません

天気予報に頼るだけでなく
自分自身でも季節の変化に少し意識を向ければ
梅雨明けが近づいていることを感じ取ることができる
かもしれません。

まとめ

梅雨時期はジメジメとしてうっとおしく感じることもありますが、
それなりの楽しみもある
ものです。

ちょうど時季を迎えるアジサイやハナショウブを見に行ったり、
お気に入りのレイングッズを揃えたりして
梅雨時期でも明るくハッピーな気持ちで過ごしたいものですね。