新しいOutlookを使っていたら、「エラーが発生しました」「問題が発生しました」とだけ表示されて先に進めない。何が悪いのか書いていないので、どこから手を付ければいいのか分からない。
この記事では、次の3つが分かります。
- エラーがどの場面で出たかから、原因を絞り込む方法
- Microsoftが不具合として認めているエラーと、その回避策
- どの場面でも効く、安全な直し方の順番
同じ「エラーが発生しました」でも、起動のとき・送信のとき・印刷のときで原因はまったく違います。まず「いつ出たか」を決めれば、試すことは数個に絞れます。
まず確認すること(30秒でできる切り分け)
直し方を探す前に、次の3つを確かめてください。あとの手順を選ぶ材料になり、問い合わせが必要になったときにも役立ちます。
- エラーの文章をそのままメモする(スマホで画面を撮っておくと確実です。末尾の番号やアルファベットも大切な手がかりです)
- ブラウザで同じ操作をしてみる(outlook.com を開き、同じアカウントで同じ操作をします。ブラウザでもエラーなら、アカウントかMicrosoft側の問題です)
- パソコンを再起動する(スタートメニューの「再起動」を使います。一時的な不具合はこれだけで消えることがあります)
- ブラウザでは問題なくできる → パソコンの新しいOutlookアプリ側の問題
- ブラウザでも同じエラー → アカウント・サーバー側の問題(アプリをいじっても直りません)
エラーが出る場面は大きく5つ
自分のエラーがどの場面で出たかを、下の表で探してください。場面ごとに原因と直し方が違います。
| エラーが出た場面 | 主な原因 | 読むところ |
|---|---|---|
| アイコンを押した直後・起動中 | アプリのデータの破損 | 場面1 |
| サインインのとき | パスワード・古いサインイン情報 | 場面2 |
| アカウントの追加・送受信のとき | アプリパスワード・提供元の設定 | 場面3 |
| メールを送ったとき(送信トレイに残る) | 署名の画像・署名アドイン | 場面4 |
| 添付ファイルを印刷したとき | Microsoftが調査中の不具合 | 場面5 |
【場面別】原因と直し方
当てはまる場面の見出しだけ読めば大丈夫です。どれにも当てはまらない場合は、後半の「どの場面でも効く直し方」へ進んでください。
場面1:起動中に「問題が発生しました」と出る
アイコンを押した直後や、起動画面の途中でエラーが出るタイプです。アプリの中に保存された設定やデータが壊れていることが多く、アプリの「修復」や「リセット」で直ります。
- スタートボタンを右クリックして「設定」を開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選ぶ
- 「Outlook (new)」の右端の「…」→「詳細オプション」を選ぶ
- まず「修復」を押し、終わったらOutlookを開いてみる
- 直らなければ、同じ画面の「リセット」を押す
リセットしてもサーバーにあるメールは消えません。消えるのは、そのパソコンでのサインイン状態やアプリ内の設定です。症状ごとの詳しい手順は、起動しないときの記事にまとめてあります。
→ 新しいOutlookが開かない・起動しない|症状4パターン別の直し方【2026年版】
場面2:サインインのときにエラーが出る
「問題が発生しました」のあとに [1001] などの番号が付いていたり、サインイン画面に何度も戻されたりするタイプです。ブラウザで入れるかどうかで、原因がパソコン側かアカウント側かが分かれます。
- ブラウザでも入れない → パスワードの再設定や、ロックの解除を待つ必要があります
- ブラウザでは入れる → パソコンに残った古いサインイン情報を消すと直ることが多いです
具体的な手順と、「試行回数が多すぎます」と出たときにやってはいけないことは、サインインの記事で説明しています。
→ 新しいOutlookにサインインできない|原因4つの見分け方と直す順番【2026年版】
場面3:アカウントの追加や送受信のときにエラーが出る
GmailやYahooなど、Microsoft以外のメールで出やすいエラーです。「アプリのパスワードを作成する必要がある場合があります」という趣旨の表示が出たら、これに当たります。
このエラーは、Microsoftの「新しいOutlookの既知の問題」のページで、2025年6月に不具合として掲載され、修正済みとされています。アプリが古いままだと修正が入っていない可能性があるので、まず更新してください(手順は後半で説明します)。
更新しても同じ表示が出る場合は、メールの提供元の側で準備が要ります。
- メールの提供元(GoogleやYahooなど)のアカウント設定を開く
- 二段階認証を使っている場合は、Outlook用のアプリパスワードを発行する
- 新しいOutlookのパスワード欄には、普段のパスワードではなく発行したアプリパスワードを入れる
場面4:送ったメールが送信トレイに残り、送られない
送信ボタンを押したのに、メールが「送信トレイ」に残ったまま届かないケースです。Microsoftは2025年9月、画像を含む署名を使っていると送信が遅れる不具合を既知の問題として掲載しました。署名を自動で付けるアドイン(追加機能)で、署名の画像の読み込みが遅いことがきっかけとされています。
Microsoftが案内している回避策は次の2つです。
- 署名を付けるアドインを使っている場合は、アンインストールする
- 署名から画像(ロゴなど)を削除する
署名の編集は「設定」→「アカウント」→「署名」から行えます。会社で決められた署名やアドインの場合は、自分で消す前にIT担当者に相談してください。
場面5:添付のWordファイルを印刷しようとするとエラーになる
メールに添付されたWordファイルをプレビューで開き、「印刷」を選ぶと「PDFを開く」というボタンが出る。押しても何も起きない、またはブラウザに「404 – ファイルまたはディレクトリが見つかりません」と出る、という症状です。
Microsoftはこれを既知の問題として掲載しており、調査中としています。ExcelやPowerPointの添付では起きず、ブラウザ版のOutlookでも起きないとされています。回避策は次のとおりです。
- 添付のWordファイルをプレビューで開く
- 上部の「Word で開く」を選ぶ
- 「Word on the web で開く」または「Word デスクトップ アプリで開く」を選ぶ
- 開いたWordの画面から印刷する
どの場面でも効く直し方(安全な順番)
場面が分からないとき、または場面別の手順で直らないときは、次の順で試してください。上から順に、手間が少なく、失うものが無い方法です。
手順1:新しいOutlookを最新にする
Microsoftが修正した不具合は、アプリを更新しないと直りません。新しいOutlookは通常は自動で更新されますが、止まっていることもあります。
- スタートメニューから「Microsoft Store」を開く
- 左下の「ライブラリ」を選ぶ
- 「更新プログラムを取得する」を押す
- 一覧にOutlookが出たら、更新が終わるまで待つ
- Outlookを開き直す
手順2:アプリを「修復」する
場面1の手順で「修復」を行います。修復はアプリの設定を残したまま不具合を直す機能なので、試して損はありません。
手順3:アプリを「リセット」する
修復で直らなければ「リセット」です。サーバーのメールは消えませんが、サインインし直しと、署名などの設定のやり直しが必要になります。署名の文面は、先にメモしておくと安心です。
手順4:Microsoftの「既知の問題」のページを見る
Microsoftは、新しいOutlookで見つかった不具合を一覧にして公開しています。自分のエラーと同じものが載っていれば、回避策や修正の状況が分かります。
→ 新しい Outlook for Windows に最近発生した問題の修正プログラムと解決策(Microsoft)
エラーの直し方として、レジストリの書き換えやPowerShellのコマンドが紹介されていることがあります。操作を誤るとパソコン全体に影響が出るうえ、多くは上の「修復」「リセット」で同じ結果が得られます。この記事の手順をすべて試すまでは使わないでください。
それでも直らないときは
ここまで試しても直らない場合は、メールを使える状態を先に作ってから、原因を探すほうが確実です。
- ブラウザ版を使う…outlook.com なら、アプリと同じ受信トレイがそのまま使えます
- 以前のOutlookに戻す…Office(Microsoft 365)を契約していれば、クラシックOutlookで作業を続けられます
- 会社のパソコンなら、IT担当者に相談する…組織の設定やアドインが原因のことがあります。メモしたエラーの文章を見せると話が早いです
よくある質問
「エラーが発生しました」だけで、番号が表示されません
番号が無い場合は、エラーが出た場面がいちばんの手がかりです。この記事の表で場面を探し、それでも分からなければ「どの場面でも効く直し方」を上から試してください。
エラーが出たとき、書きかけのメールは消えますか?
新しいOutlookでは、書きかけのメールは「下書き」フォルダーに自動で保存されていることが多いです。リセットの前に、ブラウザ版で下書きフォルダーを確認しておくと安心です。
リセットすると、受信したメールは消えますか?
消えません。Outlook.comやMicrosoft 365のメールはサーバーに保存されていて、パソコンはそれを表示しているだけです。リセット後にサインインし直せば、元どおり表示されます。
同じエラーが毎日のように出ます
アプリの更新が止まっているか、Microsoft側で調査中の不具合の可能性があります。手順1の更新と、手順4の既知の問題のページを確認してください。調査中のものは、修正されるまで回避策でしのぐことになります。
まとめ
新しいOutlookで「エラーが発生しました」と出たときは、次の順で進めてください。
- エラーの文章と番号をメモし、ブラウザで同じ操作ができるか確かめる
- エラーが出た場面(起動・サインイン・追加・送信・印刷)を決める
- 場面ごとの直し方を試す
- 直らなければ、更新 → 修復 → リセットの順に進める
- Microsoftの既知の問題のページで、同じ不具合が載っていないか確かめる
いちばん大切なのは、「いつエラーが出たか」を最初に決めることです。それだけで、試すべきことが数個に絞れます。
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