子育ては大変で、いつが大変かというと、全ての時期が大変だというのが正しい答えかもしれません。
しかし、「大変」ではなくて「辛い」というワードに変更すると、どうでしょうか。
辛い時期と辛くはない時期と、両方あるはずです。
では、それがいつかというと、はっきりした答えはありません。
人それぞれ、得意な時期と不得意な時期があるためです。
説明するまでもありませんが、得意な時期が「大変だけども、辛くはない時期」のことをいい、不得意な時期が「大変で、なおかつ辛いと感じる時期」のことをいいます。
まずは、子育てにおいて、ママがどのように「辛い」と感じるのか、詳しくみていきましょう。
得意が「辛くない」、不得意が「辛い」のワケ
ここでいう得意不得意はどういったことをさすのかというと、一般的な考え方で構いません。
例えば、掃除が得意なママがいます。
無菌状態に敏感な新生児の時期の子育てがしやすく、むしろ1歳を過ぎて、どこまで神経質になって良いか分からず、ストレスをためて辛い時期といえるかもしれません。
料理が得意なママがいます。
離乳食も後半になると、素早くストレスフリーに、個別にご飯を作ってあげられるため、乳児期の方が辛い時期といえるかもしれません。
また、言葉遣いが得意なママなら、おしゃべりを始める1歳過ぎの育児が得意であるとか、図書館司書の資格を持っているママなら、絵本をたくさん読んであげることができるかもしれません。
このように、ママそれぞれによって、「辛い」と感じる時期は変わってくるということです。
子育ては辛い、そう感じた時、今やっていることで何が不得意なのかを考えてみましょう。
「辛い」というと、なんとなく精神的に追われていて重い感じがしてしまいますが、実は「不得意」なだけなのです。
例えば離乳食なら、自治体の活動でレッスンをしてくれることもあります。
得意な人にサポートしてもらうことができますので、子育ての「辛い」はすぐに改善できるのです。
辛い「時期」があるのは、「ずっと」続くわけではない
もうひとつ、子育てにおいての「辛い」で助かる点は、ずっと続くことではないということです。
無菌状態でシビアな新生児の時期はまるで一瞬です。
離乳食を作る時期も終わりがきます。
言葉を覚えさせるのも、すっかり話せるようになればもう必要はありません。
絵本も児童書、文庫本、などと成長し、当たり前ですが自分で読んでくれるようになります。
どれも、その時だけなのです。
しかも得意な人からサポートしてもらえることばかりです。
子育て中は、どうしても真面目になりすぎて、神経を使いすぎてしまいます。
神経が疲れてしまうと、「辛い」、「どうしよう」と悩んでしまうのです。
今だけ、そして、○○さんに聞けば教えてもらえる、その程度で前向きに考えて明るく過ごすことが、疲れた神経のマッサージになってくれるんですよ。
まとめ
子育ての「辛い」は、そんなに重い悩みでもないことが分かりましたでしょうか。
学生時代の、国語が得意、数学が苦手、そんなイメージのことです。
不得意なことは誰にでもあります。
子育てにおいて、不得意を克服する、必ずしもその必要はありません。
得意な人にサポートしてもらいながらできれば、子育てはみんな完璧なのです。
考え方を反対側からにして、得意なものを自信をもってこなす、これが大切です。
余裕が出てきたなら、得意で辛くない時期の子育てのコツを、サポートする側として活躍してみるのもいいかもしれませんね。
一人でも多くの、ママの「辛い」がどんどん軽くなっていくのを願っています。
ママ同士のサポートは無敵です。