子育てをするうえで、育児のために適した場所を自分なりに探す人が増えています。
海外でリッチな生活を味わってもらいたいと考える人もいます。
田舎で自然と触れ合いながら育てるのがいいと考える人もいます。
郊外だが、東京に通いやすい場所で、都会と田舎の違いを教えたいと考える人もいます。
個人的な正解はあっても、一般論としての正解は決してありません。
ただ、どの選択をするにしても、今後の生活の基盤を決めるわけですから、勇気と思い切りが必要になってきます。
例えば、もともと田舎で暮らしていたママが、東京で育ったパパのもとへ嫁ぐ時、何かとまどいがあるのは当たり前のことですよね。
将来のことを考えると、東京で子育てできるのだろうか、と不安になります。
その不安はよく、「怖い」と表現されます。
東京で暮らしている人は、決して怖さを我慢して暮らしているわけではありません。
なのに怖くて不安を感じる、そんな東京での子育てについてみていきましょう。
言われなくても分かる東京の良さ、だから怖い
東京は、全く行ったことがない人でも、良さは分かるはずです。
仕事は田舎よりもたくさんあり、大企業の本社も多く、ましてや給料がいいです。
商業施設もひとつが大きいうえに複数ありますし、公共交通機関もたくさんあり、電車の本数自体も多いです。
日本に初出店の話題の店、なんていうのも体験できます。
こんなにメリットがあると分かっているのに、なぜ、怖くて不安を感じるのでしょうか。
田舎で住んでいる人は、決して東京には行かないのですか?というと、違いますよね・・・遊びに行ったりはすると思います。
しかも、とても楽しいはずです。
東京は、エンターテインメントになっているんですね。
一時楽しむのならいいが、そういった気分じゃない時は怖いんです。
自分がその世界ではやっていけないと感じるからです。
本社だと仕事が厳しくて、子育て中に辞めさせられたらどうしよう。
いちいちお買い物で子どもが迷子になるのは嫌だ、子どもを見張っているのは大変。
子ども連れの時にどの電車に乗ったらいいか分からず迷っていたら恥ずかしい。
子どもに行列の店に行きたいと言われたら大変そう。
無意識にこんなことまで考えてしまっているのです。
時間はかかっても、慣れると楽しさ満載
繰り返しになりますが、すでに東京で育って暮らしている人がいます。
東京での子育てに不安を感じるママは、慣れていないだけで本当は怖いのではありません。
むしろ、学生時代の時に、テストが終わって次の話題を学ぶ時、「また新しいことを覚えるのか、面倒くさいな」と思う感じと似ていませんか?
学校で学んだ内容をすっかり覚え、応用ができた時には、とても楽しかったのと同じです。
東京のことを新しく知り、慣れて行動できるようになった日には、本当に楽しくて仕方ないはずです。
田舎しか知らない田舎の友達に自慢したくなるのも、このためです。
子育ては特に、我が子の命がかかっているため、ママはとても敏感になっています。
だから「怖くて不安」も敏感に反応してしまうんですね。
ちょっと、負けず嫌いになってみましょう。
子どもの負けず嫌いはちょっと困ってしまうこともありますが、ママの負けず嫌いは子どものパワーになるんですよ。
まとめ
田舎で育ったママは特に、いきなり東京で子育てをするのは怖いと感じてしまいますが、それは慣れていないだけ、ということでしたね。
それが分かっていても、なかなか不安が解けない時には、ちょっと負けず嫌いなママになってみましょう、ということでした。
へその緒のように、ママと子どもの気持ちはつながっています。
子どもが成長すると、自分で「この子、性格が私に似ているな‥」と感じるぐらい、ママの強い気持ちを伝えてみましょう。
東京が楽しく感じるようになったら、子育て自体も楽しくなるはずです。