子育て中は叱ることはもう避けて通れませんよね。
こちらが意図しないことをしたり、悪いことをすれば当然怒らなければいけません。
でもできればお互いの為にもダラダラと怒るのは避けたいところです。
では、どうしたらいいのか?詳しく説明しますね。
叱られていると飽きて話を聞いていない?
叱るときに気が付くとダラダラ怒ってしまっているときってありませんか?
実はそんな時に限って子供はほとんど聞いていないんです。この事実だけを聞くとさらに怒りが込み上げてきますが、これには理由があるんです。子供の脳は言ってもその時の月齢のスペックなのでどれだけお喋りが上手でも大人が話すスピードでは理解が追い付かないのです。
子供に何かを話すときってゆっくり話すことが多くありませんか?
それはこちらが無意識のうちにゆっくり話した方が子供が理解してるとわかっているのでそうしているんです。
でもこれが怒るとなるとゆっくり話したら怒っているのが伝わらないと思っていつものスピードで話してしまい結果として子供が理解できなくなるということに繋がってしまうんです。
さらに言えば子供の中では怒られる=怖いという感情で『どうしよう』という気持ちでいっぱいになって『怒ってるのが終われば大丈夫』ということになってしまいます。
これが怒られてもまたすぐに同じことをして怒られるループの仕組みなんです。
なので、子供を叱るときは『端的に要点だけ伝える』ということが必要なんです。
では、実際にどうしたらいいか次で説明します。
『わかる単語』で『短く』叱る
では、端的に短く要点を伝えるというのはどういうことか説明します。
前述の子供の脳では大人の話すスピードについてこれないことを前提にすると、
まずは怒っている雰囲気を出すこと。
これだけで子供は『まずい』とわかっているんです。
そして次に何がいけなかったのかを子供がわかる単語で伝えます例えば、
『おもちゃは投げない!』『大きな声を出さない!』
という感じです。
これならいつも言ってると思った方いると思いますが、
実はこれにいろんな接続詞などを付けてしまっているんです。
例えば、『おもちゃを投げない!』→『おもちゃは投げたらダメって言ってるでしょ!』
『大きな声出さない!』→『おっきい声を出したらダメでしょ!』
何が違うのかというと『投げたらダメって言ってるでしょ!』『おっきい声を出したらダメでしょ!』この部分が子供には極端に言えば雑音のように聞こえて何を言われているのか混乱させてしまう原因です。
なので最初の『おもちゃを投げない!』『大きな声を出さない!』接続詞を最大限省いた状態で伝えると子供も今、自分が何で怒られているのか理解しやすくなります。
特に男の子の場合にこのやり方は効果があります。
そもそも男女で脳の作りが違うので長い文章のリスニングが苦手なんです。
と思うと母親がいくらダメな理由をずっと説明してもだんだん飽きてきてしまうんです。
これを踏まえた上で叱ると必然的に怒る時間が短くなりますよね。
そうすると、今までのようにダラダラ怒ることもなく、子供も怒られていることがわかり、何がダメだったのかを理解できるので
意思の疎通がはかりやすくなるんです。
そして大事なのは怒るテンションのレベルをつけること。
毎回同じテンションで怒ると子供も慣れてくるので聞き流すことをします。
そうなるのは避けたいので、まずは3段階くらいで自分の中でレベル感を変化させるとさらに伝わりやすくなりますよ。
まとめ
★大人の話すスピードでは子供は言葉を理解できてない
★わかる単語で短く叱る
★極力接続詞は省く
このことを念頭に置いて考えるとこちらも少し落ち着いて叱れるので気持ちをコントロールしやすくなります。
叱りすぎたな、と反省することも多いですよね。
それをなくすためにもぜひ実践してみてください!