子育てをしていると、転職は本当に厳しいものです。
では、子育て中に転職しなければいいのでは、そういった声が聞こえてきそうですね。
しかし、転職はしないぞ、そう天に誓って入社していても、どうしても子育て中に転職が発生する場合もあります。
例えば、パパの転勤や、倒産などの会社事情といった具合です。
他にも、産後の復職で新しい会社に入社した場合、子育てにおける家庭の背景と職場の歯車が合わなかった、ということも考えられます。
産休明けなら、産前働いていたことで、ある程度は分かりますが、産後の全くの新しい環境だと、やってみないと分からないことが多くあります。
最初は新人なので、研修期間の時給スタートだとします。
何か月たっても研修期間のままで、時給はアップすることなく、子育てで必要な金額を稼げない、ということがありえます。
また、パートとして入れる日に入る、という契約で入社したら、週に一日しか入れず、ひたすら保育料がかかるだけ、なんていうパターンもあります。
では、専業主婦になりましょう、とはできないですよね。
お金を稼がないと子育てができないから、転職をするのです。
必ず飛び越えるべきハードルですから、少しでもママの転職ストレスを軽くする方法を考えていきましょう。
この際、諦めて転職に「慣れる」
職務経歴書は長くなる一方で、できることなら本当は転職したくありません。
しかし、転職しなければいけないのです。
では、いっそのこと慣れてしまいましょう。
慣れると、働く上での自分の希望を、自分から事前に伝えることができます。
あとから、時給はアップしないことがあります、週に一日しか入れません、とならないように、はっきり伝えましょう。
新卒入社の時のように、「とりあえず控えめ」ではいけません。
会社側が、平日の日中の人員がほしいと思っていた時、「いつでも大丈夫です」と言うと、他の入社希望者が火水木金希望で、「私は平日全て入れたのに、結局月曜日だけになってしまった」ということも考えられます。
ママは、子どものことを大切に考え、直接言ってあげられる頭があるのですから、転職において、自分のことを大切に考えてあげることができるはずです。
そうすると、少しずつ転職活動に慣れてきて、面接の時点でここは合わないなと思った時、次に前向きになることができるのです。
ここで「まぁいいや、仕事しなければいけないし、とりあえず入社しよう」となると、さらに転職が増えて失敗してしまうのです。
子どもにとって、ママに似合う仕事はかっこいい
転職をするうえで、職種も気になったりしますが、変に選ぶとそれこそ失敗してしまいます。
早番遅番を伴う接客業の経験者だと、思いがち事例はこちらです。
カレンダー通りの事務で、ましてや自宅から近所なら、正社員で働いても保育所に間に合うから、挑戦してみよう、というような流れです。
もちろん、うまくいく人もいるとは思いますが、なかなか板につかない人が大半なのです。
「お子さんが小さいようですので、まずはアルバイトからどうですか?」ということで始めた新しい職種の事務は、途中で閑散期になったからと出勤数を減らされたりしてしまうことがあります。
おそらくそれは、裏返すと「未経験者で正社員はちょっとな‥」だったのです。
だったら、慣れないことを始めないで、得意な接客業を掛け持ちしても良かったのです。
同じ新しいことを覚えるのでも、得意職種ならすぐ簡単にできてしまいます。
シフト制で、自分で希望出勤日を言える場合が多いので、意外と思う存分働くことができてしまいます。
掛け持ちしやすい職種で、何がいいかととても選びがちになってしまいますが、子どもにとっては、好きな仕事を思い切りやっているママがかっこいいと、ハートマークのような目で憧れて見てくれているはずです。
まとめ
子育て中の転職は家計を背負い、本当に辛いものがありますが、精神的に負けないためにも転職自体に慣れてみて、子どもに堂々と働くママの姿を見せてみましょう。
子どもはママの背中を見て育ちます。
自信をもって、誇れる転職活動をすっかり身に着けてみてください。
マイナスになることは決してありません。