子育て中に誰でも一度は悩む、子供のしかり方とは!?

子育て





 

子供を育ているとどうしても叱らなければならない瞬間があります。
危ないことをした時もそう。嘘をついた時もそう。
乱暴なことをした時にもしかるでしょう。

でも、後々しからなくても良かったのかな?とかあんなにきつく言わなくても良かったのかな。とか悩んだり、後悔したりすることもありますね。

どうやって子供と向き合っていくのか、考えてみましょう。

しかると怒るは別もの!?

道に飛び出そうとした子供の腕をつかんで、「何やってるの!危ないでしょ!」と怒鳴ったことがある人は多いのではないでしょうか。

問題はこの後です。
この後引き続き「なんで飛び出すの!バカじゃないの?」「いつも走るなって言ってるでしょ!」
「何で分からないの!」などなどたたみかけて、子供が泣くまで止めないのは怒っているママです。

「今危ないことしたことが分かる?」「なぜ危ないのかわかる?」「あなたが怪我したらママだけじゃなくてみんな悲しむよ」と諭しつつ、してはいけないのだと伝えるのがしかることです。

言い方のきつさや表現は人それぞれですが大まかに考えて、感情に流されて頭に血が上って子供にぶつけるのはただ怒っているだけです。

どんなにきつく厳しい言葉や表情であっても感情に流されていない本心からの言葉がしかっていることです。

ただ怒っていると、子供は本質が分からないまま「ママに怒られたくないから」、「ママが怒ると怖いから」、という結論にたどり着いてしまいます。

そうすると、ママが見ていない所では「ママに怒られないからいいや」といってしてはいけないことでもしてしまう可能性があります。

ゆくゆくは親や先生の前ではいい子を装う可能性まで出てきてしまいます。

道に飛び出してしまうことは確かに危ないことですが子供にも言い分がある可能性だってあります。

それがどんなに的外れでも、たとえ言い訳であっても一度は耳を傾けてあげてほしい。聞く耳をもってあげてほしいのです。

ママがちゃんと話をきいてくれた、というそれだけの事が子供にとっては満足感にもつながるし、落ち着いてママの話に耳を傾けてくれるきっかけにもなります。

そのうえで、それでもしてはいけないことがあるのだと教えてあげることがしかることであり親の役目です。

つい頭に血が上ってかっとしても、すぐに冷静に子供と向き合えるようにいつも心の準備をしておきたいですね。
簡単なことではないけれど、必要なことなのですから。

感情的に怒ってしまったら…

そうは言っても、だれでも感情的に怒ってしまう時はあります。
そのこと自体が絶対ダメなわけではありません。

感情的に怒ってしまった自分に気が付ければ挽回のチャンスはあります。

まずは、自己嫌悪にとことん沈みましょう。
「言いすぎちゃったなあ。ダメなママかも…」なんてとことん思ってしまってよいのです。

ここで、ごちゃごちゃ言い訳しないことです。
感情的に怒ってしまった自分を認めましょう。

ひたすら下を向いて落ち込んだら、後は上を向きます。

そして、相手は小さな子であっても「さっきは大声でどなってごめんね」と謝ってあげて下さい。

ママとしても、意地になって「私は悪くない!一生懸命やっているだけだもの!」と思っているよりも子供に謝ってあげたほうが、「子供にもきちんと謝ったし、明日は感情に流されずに冷静に話してみよう」と思えるはずなのです。

子供は何度でも同じことをしますからママは何度も同じことをしかったり諭したりしなければなりません。

でもママは子供と違って昨日の反省を今日活かすことができるはず。

昨日何に落ち込んだのかよく考えてみて。
何にへこんだのだったかな?と思い出してみて。

すぐに冷静な対処ができなくてまた感情的に怒ってしまったとしても一瞬でも冷静になろうと出来たのなら
一歩前進できているのですよ。

子供と一緒にママも成長していくものだけど、一歩だけでもママが子供より前に進めているとよいですね。

子供は怒られても怒られても…


子供って絶対の信頼をママにおいています。
パパには言わないような悪い言葉をママになら使ってしまうことがあります。
それって、パパが怖いからじゃないのです。
ママに絶大な信頼を置いているからなのです。

パパは、もし自分が悪い子だったら怒ってどこかに行ってしまうかも、とは思っても、ママは何があってもどこにも行かないと信じています。

怒られても怒られても、ママは絶対に最後には自分の味方だと思っているのです。

だから、どんなにイライラしても、どんなに腹が立っても、子供とは正面から向き合ってあげて下さい。

明るいところでパパとママで同時に「こっちおいで~」ってするとパパの方に行ってしまう子もいます。
でも、パッと部屋を暗くして子供を驚かせると、ほとんどの子供は「ママどこ?」となります。

楽しいのはパパかもしれないけど、困ったとき、不安なとき、子供が求めるのはママなのです。

今しかるときだ!と思ったら、本当に叱ってあげられるのは自分だけなのだと自信と覚悟をもって子供と一緒に成長していきましょう。