子供を育てるって本当に大変なことです。生まれてからしばらくは寝られなかったり、泣き止まない赤ちゃんに手を焼いたり。
悩むことだってたくさんあります。
何かあれば自分が悪かったのかな?と責めたり。
そんな中でも、子育ての大変さに押しつぶされそうになる中でも、少しだけ前向きに考えられるようしてみませんか?
子育てって体力的にも、時間的にもしんどい…
子供を育てるのって、体力的、時間的にとても大変なことです。
子供を産む年齢って人それぞれですが、何歳で産んでも体力的にも時間的にもしんどいものはしんどい。
さらに高齢になればなるほどしんどい。
でも子供は待ってくれないし時間も止まってくれません。
何度も、「もう一人自分がいればいいのに」とか、「1日が30時間くらいあればいいのに」って思うこともあるのではないでしょうか。
どんなに疲れていてもご飯は用意しなくちゃいけないし、洗濯だってします。
幼稚園や保育園にもお迎えに行くし、公園に行く時だってあります。
何か気に入らなくて泣き叫ぶ子供をなだめてお話を聞いてあげたいのに泣き止んでくれなくて途方にくれたり。
あまりの忙しさやしんどさに、「どうしらいいの?」「誰か助けて」ってつぶやいたことのある人はきっと多いでしょう。
寝不足になればなるほどイライラも大きくなるしどうしても優しい気持ちが持てなくなる時があります。
実は、その気持ちとの戦いが子供を育てる中で大変なことなのです。
もう疲れてしまって寝たいのに寝られない、子供は自由に好き勝手やっていてママの言うことなんて何も聞いてくれない。
ママだって疲れているのにパパは全然手伝ってくれない…
この不満やストレスを子供にぶつけてしまわないように葛藤することが本当につらい。ぶちまけることができたらどんなに楽でしょう。
でもそうやってママが一生懸命に作ってくれたご飯を食べて、用意してくれた温かいお布団でぐっすり眠って子供は成長していきます。
ママの体力や心が無駄に削られているわけではないのです。
子供のために、子供にストレスをぶつけないように。
そうやって一生懸命に考えているあなたは立派な優しい素敵なママです。
たまには子供と一緒においしいケーキでも食べて心にエネルギーを補給してあげて下さい。
また前向きに子育ての日々を過ごせるように。
子供を育てるイコール待つこと
目まぐるしく忙しい中で、できればいろいろなことをさっと済ませてしまいたいものです。
でも、子供を育てることは待つことなのです。
成長自体もそうです。ほかの子と比べることなく、子供自身がその子のスピードで成長するのをひたすら待つのですね。
日々の生活の中でも、待つことであふれています。
でも、この「待つこと」って簡単そうに見えて実は大変…。
例えば、子供というのは数分で着く距離であっても30分でも1時間でもかけて歩きます。
お花を眺め、虫を見つけ、空の飛行機を追いかけ、家まで道のりを成長しながら歩きます。
ママとしては早く家に帰って夕飯の用意もしたいでしょう。
お風呂にだって入れてしまいたいかもでも、ぐっと子供の足が進むのを待つのですね。
家を出ようと言いう時に限って自分で靴を履きたいと言い出したり、
ご飯を作っている真っ最中に自分がニンジンを切りたいと言い出したり。
ママがぱっとやってしまった方が早いことばかりなのです。
でも、子供を育てるということはそういった子供の「やってみたい」、「自分でできる」の気持ちを育てることなのですね。
靴が履けないまま大きくなるわけにはいきませんし、将来ニンジンすら切れないのでは本人が困るでしょう。
大人になったときに子供が困らないように導いてあげることが親のお仕事です。
子供というのは親の思い通りにはまずなりませんから、いざ親がニンジンの切り方を教えようと思ったときに素直にニンジンを切りたいと言うとは限りません。
だから、子供本人がニンジンを切りたいと言えば、そこはニンジンの切り方を教える大チャンスなのです。
ただ、本当に忙しい時に子供が危なっかしい手つきでニンジンを切るのを待つのは本当にしんどいです。
果てしなくイライラします。
でもそれを押し殺して、「お手ては猫さんだよ」とか子供のやる気をへこませないようにアドバイスまでしなければなりません。
なぜなら、子供を「育てて」いるのですから子供が自分の手でニンジンを切り終わるのを待つことが役目です。
ニンジンを切ることができた子供がどれだけ嬉しいか、得意げか、その顔を見れば分かりますよね。
時は止まるどころかゆっくり流れてすらくれませんが、子供の「やりたい」は待ってあげましょう。
それが20年後に大人になった時に自分の力で生きていくことにつながるのです。
そう考えると20年後が楽しみになりませんか?
20年後、自分に自信を持って頑張れる子になるために
ママとしては体力的にも時間的にもギリギリのなか、子供のペースで毎日を過ごすことは本当に大変なことが多いです。
待つことも寝不足の日々も、本当に全力疾走でマラソンを走るような毎日です。
でも、そのおかげで子供は成功と失敗を繰り返して体も心も成長していくのです。
失敗もしたけれど自力で立ち上がれた子、それを見守ってくれるママのいた子は「自分はやればできる、ママが応援してくれている」と生きていくために必要な自信を自然と身につけます。
20年後、社会に出る時に子供が自分自身に自信を持って羽ばたいてくれたら、頑張って良かったなって思えるはずです。
いつか上手に切れたニンジンの入ったカレーを作ってくれたらうれしいですね。