子育てにおいて、「貧乏」というワードは近づけたくないものです。
他の子どもたちと比べられたくないと感じたり、「私の家庭ではしてあげられない」と思い悩んだり、深い悩みに陥ってしまいます。
かといって、何か対策をして、すぐ解決できる悩みでもありません。
しかし、「仕方ない」と諦めて考えないわけにはいきません。
なぜなら、思い悩む気持ちが大きくなり、失望感が勝つと、それこそ子どもにしてあげられることがなくなってしまうからです。
お金のことは、どうしても考えてしまいます。
どうしても考えてしまうこと、これを「仕方ない」と位置付けて、少しでも自分が子どもにしてあげられることは何か、考えてみませんか?
本当に自分にしかできないこととは!?
自分にしかできないことなんてない、そう思ってはいませんか?
確かに、お金が限りなくあると、特技に花を咲かせたりして、自分にしかできないことはたくさんあると思います。
ここでいう、自分にしかできないこととは、「ママにしかできないこと」です。
例えば1、パソコンで仕事をしていて、うるさいキーボードの音が響く、ひざの上で子どもが寝てしまいました。
例えば2、痛いフローリングの上で、一緒にごろんと寝そべってオモチャで遊んでいたら、子どもが本当に寝てしまいました。
これは、ママじゃないとできません。
そして、お金は全く関係ありません。
別に高級なパジャマを着ていたからでも、ママが大金の入った財布を握りしめていたわけでもありませんよね。
貧乏だから安い布団しか買えなかったが、高級ベッドだったら寝ていたのでは、というようなことも全くありません。
なぜなら、寝具の中で専門的に考えると、寝心地について、ママはその安い布団よりもマイナスだからです。
ママは寝具ではないのですから、当たり前です。
でも、子どもはママの膝の上で寝たり、寝心地の悪い場所でママと一緒に寝たのです。
誰が何と言おうと、ママにしかできません。
ママの自信になりませんか?
子どもは、「ママと同じ」が好きです。
先ほどの例のように、同じ場所はもちろん好きですが、同じ行動も好きです。
特にオススメは「ぎゅー」です。
「ぎゅー」と言って、子どもをハグしてあげてください。
子どもも真似して「ぎゅー」と言って、ハグしてくれると、この上ない幸せが降ってきますよ。
抱っこをして持ち上げるという疲れも発生しませんし、子どもが覚えると、子どもから「ぎゅー」と言ってきてくれる可愛さにも出会えますよ。
重くのしかかる「貧乏」は、軽くすることができる
貧乏という言葉は、単体でもかなり重いですが、子育てに関してはさらに重みを増します。
確かに消すことはできませんが、軽くすることはできます。
これまでの話の、「ママにしかできないこと」ができる度に、もちろん肩の貧乏の荷が少しずつおりていきます。
それに合わせて、周囲に貧乏に見えないようにする工夫をオススメします。
突然どうしてかというと、子育てにおける貧乏の悩みの多くは、周囲からの目が気になるということです。
ということは、周囲から貧乏に見えなければ、少しは楽になるのではないでしょうか。
正直、周囲から見えにくい家の中では、親せきからのもらい物だったり、自分が子どもの頃使用していたオモチャでも問題ないはずです。
保育所や幼稚園、その他外出時などの時だけを工夫すればいいのです。
最近の世の中は「もったいない精神」が働き、良い古着が手軽に出回っています。
どうしても他人が着ていたアイテムに抵抗がある場合は、実際に古着屋さんの店舗に向かうのもオススメです。
実際に目で見てみると、「これなら」と納得できる可能性もあります。
自分で子どもの服を選んで買うと、「私が選んで買ってあげたんだ」という気持ちが何よりも支えになりますよ。
まとめ
子育てで貧乏は本当に辛く、何もしてあげられないのかと思うと、悲しくなってしまうこともあります。
貧乏について、どうしても考えてしまうことが「仕方ない」んです。
「仕方ない」の位置づけを変えると、貧乏の状況でもできることが自然と出てきます。
何か一つできると、別に新しいことを始める明るいチャンスが出てくるかもしれません。
我が子が生まれた時の感動を思い出すのもいいかもしれませんね。